生後3週間の子猫を引き取ったけど一緒に寝れるかな?私が寝相が悪いから心配だなぁ
子猫のときは圧死させる可能性がゼロともかぎかぎりません。一緒に寝るのはやめましょう!
結論からいうと、猫と一緒に寝るのはオススメしません。
⇨飼い主が感染症にかかったり、寝返りをした際に猫を蹴ってしまってケガをさせてしまうことがあるからです。
今回は生後3週間の猫を引き取った猫飼い初心者の筆者と、現役獣医師わたはるが一緒に寝る危険性とポイントを解説していきます。
猫と一緒にベッドで寝るのが危険な3つの理由
- 飼い主が猫から感染症をもらう
- 猫に引っ掻かれる
- 猫が潰される
飼い主が感染症にかかる
猫から人が感染する病気に、人獣共通感染症があります。猫が持っている病原菌が人間の口や鼻、傷口を経路にして感染します。人と猫が同じ病原体に感染することで、病気を引き起こすもの。
代表的なものでノミやマダニ、トキソプラズマ症などがあります。
トキソプラズマ症妊婦さんが感染すると、胎児に障害が起きる感染症だよ!猫ちゃんの糞便中に含まれるトキソプラズマが毛などに付着して、人に感染することもあるよ!
猫に引っ掻かれる
寝返りなどで猫を蹴ってしまったりすると、引っかいたり噛みついたりします。引っかき傷ができると雑菌が傷口から入り、感染症を起こしてしまうことがあります。
猫が潰される
子猫の体は小さく、飼い主が寝返りを打った際に、圧死や窒息させてしまう可能性があります。
生後3週間のときは体重が350gでした。危ないので夜はケージに入れて過ごしたよ
猫と一緒に寝るときに事故を起こさない5つのポイント
猫と一緒に寝るときに事故を起こさないポイントは、下記の5つです。
- 予防しておく
- ねこの爪切り
- ペット用のベッドを用意する
- 子猫のときは夜はケージを活用
- 引っ掻き傷は、すぐに消毒
予防をしておく
猫と人間が密着した環境で眠る場合、ノミやダニの予防をしておきましょう。
猫の爪切り
普段から猫の爪をきれいに切っておきましょう。爪が伸びたままになっていると引っかかって、飼い主のケガにつながります。爪のお手入れをすることで、ケガのリスクも軽減できます。
爪切りが難しい時は、爪とぎダンボールで爪を研いでおくだけでも全然違います。
ペットベッドを用意する
猫と一緒に寝る場合は、猫の体を圧迫されることがないようにベッド上で自由に動けるようなスペースを確保しましょう。寝相が悪い場合に備えて、寝具には猫用のベッドやクッションを用意。猫と飼い主で寝るスペースを確保することができます。
子猫の時は夜はケージへ
子猫の場合、生後1年以上経過して体がしっかりつくられてから一緒に寝ると安全。もちろん、大人になってからもゲージで寝るようになっておくのも安心です。
身体が小さい猫は飼い主が熟睡している間に、圧死させてしまう危険があります。寝返りをした時にベッドから落ち、骨折する可能性もあるでしょう。悲しい事故を起こさないためにも、専用のケージに慣れさせておきましょう。
引っ掻き傷は、すぐに消毒
猫に引っかかれたら流水ですぐに傷口を洗い流しましょう。傷口からの雑菌の侵入を防ぎ、悪化を予防します。痛みが引かないようなら病院にいきましょう。
引っ掻かれても、朝に消毒すればいいかな。とほっとくと、パンパンに腫れてしまうことがあります。
【癒される】猫が一緒にベッドで寝てくれる5つの心理
愛猫が添い寝をしてくれるのは嬉しいですよね。猫の行動や心理を理解しておくと、お互いに気持ちよく一緒に寝ることができます。5つの理由を紹介します。
- 飼い主の体温を感じるのが好き
- 飼い主との絆が深い
- 一緒に寝るのが居心地がいい
- 飼い主を守っている
- 甘えたい
寒がりなので飼い主の体温を感じるのが好き
猫は寒がりな動物なので、飼い主の体温を感じる事で安心感を得ます。猫にとって過ごしやすい温度や湿度が保たれていることが大切です。
飼い主との絆が深い
猫が飼い主に対して愛情を感じている場合、一緒に寝ることで飼い主に対する愛情を表現したいという気持ちがあると考えられます。
飼い主と寝るのが居心地がいい
猫は、自分の寝床を選ぶ基準として、安心感や心地良さが重要視されます。 飼い主のベッドが猫にとって居心地が良く、安心できる場所だと感じている場合、猫は飼い主と一緒に寝るようになります
飼い主を守っている
猫は自分の縄張りで一緒に暮らす飼い主のことを、守りたいという気持ちを持つようになります。飼い主が寝ているときは、猫が警戒しているため、異変があればすぐに気付くことができます。飼い主を守るために一緒に寝ているのかもしれません。