【獣医師監修】愛犬の安全を守ろう!加湿器の使用時の注意点と湿度の重要性

愛犬と過ごしていると、部屋の乾燥が気になる方も、多いのではないでしょうか?

部屋の空気が乾燥すると、犬の皮膚や呼吸器に悪影響が出るかもしれません。そこで活用したいのが加湿器です。しかし、誤った使用方法は犬の健康を危険にさらす可能性があります。やけどや感電、菌の繁殖はとくに注意が必要です。

この記事では、獣医師の監修のもと、加湿器の適切な使い方や注意点を解説します。愛犬と安心して過ごすために、ぜひ最後までお読みください。

目次

愛犬と人が快適に過ごせる湿度とは?

加湿器の使用は、とくに寒い季節に重要です。適切な湿度は、犬の皮膚の健康を保つだけでなく、のどの不調や風邪の予防にも役立ちます。

湿度が低すぎると犬の皮膚が乾燥し、かゆみやフケが発生しやすくなります。湿度が高すぎると、ノミやダニなどの寄生虫が増え、犬が不快を感じる可能性があるのです。

理想的な湿度は40〜60%とされています。加湿器を使って湿度を調節し、犬と人が快適に過ごせる環境作りが大切です。

加湿器を使用するときの注意点

加湿器を犬とともに使用する場合、次の注意点があります。

やけどや感電の防止

電気を使い水を加熱し、蒸気を出すスチーム式加湿器があります。犬が加湿器に触れたりかんだりすると、やけどや感電のリスクがあるのです。

犬が加湿器の電源コードをかじり、感電してしまったケースや蒸気の吹き出し口に近づき、犬の鼻や顔全体をやけどするケースもあります。

やけどや感電を防ぐためには、加湿器を犬が触れない場所に設置し、電源コードをかまない対策をしましょう。

定期的に換気をする

加湿器や暖房器具をつけたまま換気しないと、部屋の空気が汚れたままになります。汚れたままの状態でいると体内の免疫力の低下につながります。

新鮮な空気を部屋に入れ、空気を循環させる必要があります。

​菌やカビの発生の防止

貯水タンクやトレーの水にぬめりがでて細菌やカビが繁殖すると、細菌やカビが室内に拡散してしまうかもしれません。

加湿器の取扱説明書にしたがい、定期的にお手入れしてください。

加熱しないタイプの加湿器は、菌が発生しやすいため、とくに注意が必要です。

加湿器で鼻炎や肺炎になる恐れも

咳や発熱、呼吸が荒い、食欲がないなどの症状がみられたら、動物病院へ行きましょう。

細菌の感染により発症

加湿器は菌やカビが繁殖しやすく、「レジオネラ症」や「アスペルギルス症」などの感染症になる恐れがあるとされています。

真菌性の鼻炎は、アスペルギルスやペニシリウムというカビが原因です。気管炎は気管の炎症であり、咳がよくみられます。また肺全体の炎症が起きたものが肺炎で、細菌など感染性の要因が一番多いとされています。

【参照元】鼻炎|一般社団法人日本臨床獣医学フォーラム

【参照元】気管と気管支の病気|一般社団法人日本臨床獣医学フォーラム

細菌性肺炎の治療

細菌性肺炎の治療は、おもに抗生物質の投与を行います。肺炎は症状が重くなる場合が多いため、命にかかわるかもしれません。早急な治療が必要です。

安全な加湿器の使用方法

加湿器の利用は、空気の乾燥を防ぐために重要ですが、適切な取り扱いとメンテナンスが欠かせません。レジオネラ菌など細菌の増殖を防ぐためには、こまめな水の交換とタンクの清掃が必須です。

加湿器の内部が60℃で5分間加熱されると、レジオネラ菌は殺菌されます。犬が過ごす部屋で、スチーム式加湿器を使うとやけどの危険はありますが、菌やカビを部屋に放出しないメリットがあります。

そのため、スチーム式加湿器は、感染のリスクが低いと言えます。

​加湿器を置く場所

加湿器を置く場所は、その効果を最大限に引き出すために重要です。床に置かれた加湿器は湿気が上昇する性質を活用し、部屋全体に湿度がまんべんなく広がります。また、壁や家具から適切な距離を保てば、カビや結露の発生を防止します。

電気コードは犬がかんだり、引っ張ったりするのを防ぐため、カバーをつけたり家具やじゅうたんに隠したりすると良いでしょう。

留守中は電源コードを抜くようにすれば、感電の心配はありません。

​​加湿器の掃除とメンテナンス

加湿器の掃除とメンテナンスは、菌やカビの繁殖を防ぎ、安全に使用するために必要です。加湿器内部が湿ったままにしているとレジオネラ菌が増殖してしまい、部屋に菌が放出され、人も犬も健康を害してしまいます。

清掃は、以下のとおり行いましょう。

  • 貯水タンクの清掃と乾燥
  • 定期的にトレーなどの徹底的な清掃
  • フィルターの定期的な交換

 メンテナンスを適切に行い、加湿器からの菌の放出を防ぎましょう。

まとめ

愛犬とともに快適に暮らすためには、加湿器の正しい使用とメンテナンスが大切です。

やけどや感電を防ぐために、加湿器は犬が触れない高さに設置し、電気コードは犬がかまないように対策しましょう。こまめなタンクの水替えと定期的に行う清掃、フィルターの定期交換などが重要です。

愛犬とともに安心して健康な生活を送るため、快適な環境を整えていきましょう!

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